あまり知られていないですが、androidは2011年末頃に発売された端末より、USBを使えるようになりました。ただし、条件としてOSと端末の両方の対応が必要となるため、利用できない機種も存在します。
以下、その特徴を挙げてみましょう。
1)USB接続の便利な点
・USBマウスを接続するとマウスカーソルが表示されます。
・Bluetoothキーボードより安価なUSBキーボードで入力が可能です。
・ハードディスクとの接続で、簡易PCとして利用可能になります。
2)OS
バージョン3.1以降(3.1/3.2/4.0/4.1)
※2.3.4でUSBに対応しましたが、USBホストの機能が使えません。
3)端末
GALAXY Nexus/Nexus S/Motorola Xoomなど
4)USBホスト
USBマウスやUSBメモリなど、一般的なUSB機器を接続するための機能。
5)USBシリアルコンバータ
androidからUSBシリアルコンバータを制御することで、シリアル機器やマイコンと通信できるようになります。
android標準機能としてUSBシリアルドライバがないため、OSやCPUに合わせたドライバが必須です。
また、USBでの制御処理も必要となるため、ライブラリやコンバータチップの仕様書がない場合、開発不可能となります。
6)現状
androidで使えそうなものとして、FTDI社のチップがあります。
ドライバもメーカーから提供され、ライブラリも個人制作で作成されたものがありますが、他のメーカーはLinuxドライバを解析し、作成する方法しかありません。
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